保存データが必要な場合、Windowsが表示する初期化やフォーマットの案内には従わないでください。最初に確認するのは「エクスプローラー」「ディスクの管理」「デバイスマネージャー」のどこまでSanDisk Extreme Portable SSD V2(SDSSDE61シリーズ)が表示されるかです。デバイスマネージャーにも出ない場合はケーブルとUSBポートの切り分けが先、ディスクの管理に出る場合はドライブ文字とファイルシステムの確認が先になります。
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最初に確認|データが必要なら初期化・フォーマットを実行しない
保存データを残したい場合、Windowsが提示する初期化・フォーマット・パーティション削除は実行しないでください。SanDisk公式のフォーマット要求エラーに関する案内では、主な原因の一部として、OSがファイルシステムを認識しない、ファイルシステムがOSでサポートされていない、ファイルシステムが破損している、使用中に電源が切れる、の4点が挙げられています。フォーマットで利用可能になる場合はありますが、必ず表示が解消するとは限らず、その操作でドライブ上のデータは失われます。
データが必要な段階で避ける操作は次のとおりです。
- ディスクの管理からの「ディスクの初期化」
- エクスプローラーやディスクの管理からのフォーマット
- パーティションやボリュームの削除
- diskpartの clean コマンド
- 書き込みを伴う復旧ソフトの連続実行
保存データが不要な新品ドライブの場合、この停止条件は適用されません。未初期化として表示されるドライブは初期化し、ボリュームの作成とフォーマットを行います。
症状を4つに分ける|未表示・ディスクの管理のみ表示・切断・フォーマット要求
確認は3層で進めます。エクスプローラー、ディスクの管理、デバイスマネージャーのどこまでSDSSDE61が到達しているかによって、次に実行してよい操作が変わります。どの層にも表示されない状態と、ディスクの管理までは表示される状態では、確認する範囲が異なります。
最短解決チェックリストは次の4ステップです。
- データが必要かどうかを決める(必要なら破壊的操作を止める)
- デバイスマネージャーの「ディスク ドライブ」にSDSSDE61が出るか確認する
- ディスクの管理(diskmgmt.msc)に容量が一致するディスクが出るか確認する
- エクスプローラーにドライブ文字が出るか確認する
結果ごとの分岐は次のとおりです。
| 表示の状態 | 症状の分類 | 先に確認する項目 |
|---|---|---|
| デバイスマネージャーにも出ない | 未表示 | ケーブル・USBポート・別PC |
| デバイスマネージャーには出るが、ディスクの管理・エクスプローラーに出ない | 部分認識 | デバイスの状態・接続経路・別PC |
| ディスクの管理には出るが、エクスプローラーに出ない | ドライブ文字未割り当て | ドライブ文字とパスの変更 |
| 一度は認識するが途中で消える | 切断 | スリープ設定・電力供給・ファームウェア対象 |
| 接続するとフォーマットを求められる | フォーマット要求 | ファイルシステムの整合性・データ保持の要否 |
実際に報告されている症状の傾向
Microsoft Q&Aには、Windows 11で部分的に認識される症状の投稿があります。個別のユーザー報告であり、すべての環境で再現するものではありません。
- デバイスマネージャーには表示されるが、ディスクの管理とエクスプローラーには表示されないという報告
- 同じドライブを旧MacBookへ接続すると読めるという報告
データが入った状態で突然認識されなくなり、復旧対応に至った事例もSDSSDE61-2T00の第三者障害事例で報告されています。そこで示された原因は個別事例の診断結果であり、同じ症状の全ドライブには当てはまりません。
ケーブル・USBポート・別PCで接続経路を切り分ける
デバイスマネージャーにも表示されない場合、手順は3ステップです。本体の型番と容量を確認し、ケーブルとUSBポートを交換し、別のPCで接続します。SanDisk公式のドライブが見つからない場合の案内では、1台のPCで動作するケーブルが別のPCで動作しない場合に別ケーブルで試すこと、代替PCで認識できる場合は元のPCのUSBポートの電力供給を確認することが示されています。
本体型番と容量を確認する
SDSSDE61は容量と販売地域で型番が分かれます。SanDisk公式のExtreme Portable SSD V2サポート情報は、日本向け型番としてSDSSDE61-500G-J25、-1T00-J25、-2T00-J25、-4T00-J25、およびGH25の各容量を掲載しています。インターフェースはUSB 3.2 Gen 2、保証は5年間限定保証です。後のファームウェア判断で型番と容量が必要になるため、本体ラベルを先に確認してください。
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USBケーブルとポートを切り分ける
付属ケーブル以外を使っている場合、充電専用ケーブルではデータ転送ができません。SanDisk公式の外付けドライブ利用開始ガイドは、外付けドライブをUSBハブ経由ではなくコンピューターへ直接接続するよう案内しています。ハブを外し、コンピューター本体の複数のUSBポートで確認してください。
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別のPCで確認する
別のPCで正常に読める場合、SDSSDE61本体ではなく元のPC側の環境を先に確認します。別のPCでも表示されない場合は、本体または接続経路の障害として次の工程へ進みます。
Windows 11のディスクの管理・ドライブ文字・デバイス状態を確認する
デバイスマネージャーには表示される場合、手順は3ステップです。ディスクの管理を開き、容量が一致するディスクを探し、ドライブ文字の割り当てを確認します。Microsoft公式のディスクの管理の概要では、ディスクの初期化、ボリュームの拡張・圧縮、ドライブ文字の変更ができると案内されています。
ドライブ文字を確認する
- スタートボタンを右クリックし、「ディスクの管理」を選択する
- SDSSDE61の容量と一致するディスクを探す
- 該当ボリュームを右クリックし、「ドライブ文字とパスの変更」を選択する
- ドライブ文字が未割り当ての場合は「追加」から割り当てる
Microsoft公式のドライブ文字を変更する手順では、この操作にBackup OperatorsまたはAdministratorsグループのメンバーである必要があると明記されています。ドライブ文字の割り当て自体はデータを消す操作ではありません。
ファイルシステムと利用環境を確認する
ディスクの管理に表示され、ファイルシステムが「RAW」または未表示になっている場合、Windowsがファイルシステムを読めていません。macOSで使っていたドライブをWindowsへ接続した場合も、Windowsが標準で読めない形式であれば同じ表示になります。
WindowsとiPhoneの両方で使う前提なら、対応フォーマットと接続条件で選定基準が変わります。iPhoneでも使える外付けSSDを確認する場合はあわせてご覧ください。
使用中に切断される場合
一度は認識するのに途中で消える場合、SanDisk公式の接続が切断される場合の案内では、ドライブとコンピューターがスリープ状態やスタンバイモードにならないこと、USBポートの電力供給、ファイルシステムがOSでサポートされていることの確認が示されています。また、パスワード保護されたドライブは、コンピューターがスリープするとスタンバイモードになると記載されています。Windows側の設定は外付けドライブのスリープを防ぐ公式手順で確認できます。
セキュリティ解除・対象限定ファームウェア・保証交換・データ復旧を判断する
ここまでで解決しない場合、判断は3つに分かれます。ロック状態か、ファームウェア対象か、保証交換とデータ復旧かです。ファームウェア更新は最後に検討します。SanDisk公式が更新前の条件として重要データのバックアップ作成と検証を挙げているため、データが読めない状態では更新の前提を満たしません。
ロック状態と物理認識不可を区別する
パスワード保護を設定していた場合、ドライブがロックされている状態と、Windowsがデバイスとして認識できていない状態は別物です。SanDisk Securityの公式手順では、ソフトウェアが入っていないPCでも仮想CD(VCD)のSanDisk Unlockerからロックを解除できます。パスワードを忘れた場合はデータへアクセスできず、再利用にはドライブの消去が必要です。
なお、SanDisk Securityのサポート終了案内では、2025年7月31日以降は更新とサポートを行わないと案内されています。既にインストール済みの環境では引き続き使用できますが、今後のアップデートはなく、WindowsおよびmacOSの変更により動作を停止することがあります。後継はSANDISK Appです。
ファームウェア対象かを確認する
SDSSDE61のすべての容量が同じファームウェア対処の対象になるわけではありません。SanDisk公式のWindows用ファームウェアアップデートページでは、影響を受けるExtreme Portable SSD V2として4TBのSDSSDE61-4T00が掲載されています。最終的な対象可否は公式のシリアル番号検索ツールで確認し、容量だけで判断しないでください。
また、SDSSDE61の4TB・8TB向け公式案内では、SANDISK App 2.1.2以降を使った更新手順が案内されています。自分の型番と容量に対応する案内を確認してから進めてください。SanDisk公式は、更新前にすべての重要なデータのバックアップを別の場所またはデバイスに作成し、検証することを必須の前提として示しています。
保証・交換・データ復旧を判断する
別のPCでも表示されず、ケーブルとポートを交換しても変わらない場合は、保証とデータ復旧の判断へ進みます。SanDisk公式サポートはSDSSDE61に5年間限定保証を記載しており、返品・保証交換はサポートポータルから手続きします。交換に出すとドライブは手元から離れるため、保存データの扱いを先に決めてください。なお保証は本体の交換であり、データの復元は対象外です。
SanDisk公式の保証・データ復旧案内では、同社がデータ復旧サービスを提供しておらず、復旧が必要な場合は復旧パートナーへ問い合わせるよう案内しています。復旧ソフトや復旧サービスで必ずデータが戻るとは限りません。保存データが必要な場合は、追加の書き込みを避けてから復旧方法を判断してください。
完成品のポータブルSSDではなく、SSD本体とケースを分けて管理する構成へ切り替える選択肢もあります。SSDケースとNVMe SSDを分けて選ぶ場合の比較基準は別記事にまとめています。
よくある質問
ディスクの管理に「未割り当て」と出ている場合、初期化してよいですか
残したいデータがなければ、対象ディスクを確認したうえで初期化し、ボリュームの作成とフォーマットを行えます。初期化はパーティション形式を設定する操作で、ボリューム作成とフォーマットは別の操作です。データが必要なドライブでは実行しないでください。
CHKDSKを実行すればデータを保持したまま直せますか
CHKDSKはファイルシステムの整合性を修復するコマンドで、データを保持できると保証されたものではありません。修復処理は書き込みを伴うため、保存データが必要な場合は実行前に扱いを決めてください。
別のPCでは読めるのにこのPCだけ読めないのはなぜですか
SanDisk公式は、代替PCで認識できる場合に元のPCのUSBポートの電力供給を確認するよう案内しています。加えて、別のPCでフォーマットされたドライブが表示されない場合の手順も別途案内されており、ファイルシステムがWindowsで読める形式かどうかも確認対象になります。
まとめ
最初の分岐は保存データの要否です。データが必要なら初期化・フォーマット・パーティション削除を止め、エクスプローラー・ディスクの管理・デバイスマネージャーの3層でどこまで表示されるかを特定します。
ファームウェア更新は、公式のシリアル番号検索ツールで対象を確認し、バックアップを作成・検証してから実行します。容量だけで対象と判断しないでください。別のPCでも表示されない場合は、保証交換とデータ復旧の判断へ進みます。

