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PT-P300BTがスマホから印刷できないときは、本体LEDの色と点滅の間隔を最初に確認します。公式取扱説明書では、赤色1秒点滅はテープカセット関連・通信失敗・印刷中のカッター操作・非対応アダプターのいずれか、オレンジ色1秒点滅は電池残量の低下、緑色点滅は待機中またはデータ受信中と定義されています。確認の順番は、電源(電池・ACアダプター)、テープカセットとカバー、Bluetooth再接続の3段階です。
まず確認|症状の分岐とLED表示の見かた
症状は4つの経路に分かれます。「電源が入らない」「印刷操作で電源が切れる」「本機が見つからない」「LEDが赤く点滅する」のどれに当てはまるかを先に決め、該当する項目だけを確認してください。
| 症状 | 本体・アプリの状態 | 最初に確認する項目 |
|---|---|---|
| 電源が入らない | LEDが消灯したまま | 電池の装着とACアダプター |
| 印刷操作で電源が切れる | 印刷開始と同時に消灯 | 電池の消耗とアダプターの種類 |
| 本機が見つからない | LEDは緑色に点滅 | 他端末との接続・距離・電波環境 |
| LEDが赤く点滅する | 点滅の間隔を確認 | 1秒ごとはテープ・通信・カッター・アダプターを確認。0.5秒ごとはサポートへ相談 |
LEDの意味は次のとおりです。色だけで原因を1つに決めず、点滅の間隔まで合わせて確認してください。型番は電源ボタン横のラベルにあります。PT-P710BTやPT-P910BTとは電源方式もテープ幅も異なるため、他機種向けの手順は流用しないでください。
| LED表示 | 意味 | 対応 |
|---|---|---|
| 消灯 | 電源オフ | 電源ボタンを押す |
| 緑色に点灯 | 接続中/テープ送り・カット中/印刷中 | 正常 |
| 緑色に点滅(3秒点灯後1秒消灯) | 待機中 | 正常 |
| 緑色に点滅(0.5秒ごと) | データ受信中 | 正常 |
| オレンジ色に点滅(1秒ごと) | 電池残量が少ない | 電池6本を同時に交換 |
| 赤色に点灯 | プログラム転送失敗 | 再度転送。改善しなければ相談 |
| 赤色に点滅(1秒ごと) | テープカセットなし・幅違い・非対応/通信失敗/印刷中のカッター操作/非対応アダプター | 原因に応じて、後述のテープ・接続・電源の手順を確認 |
| 赤色に点滅(0.5秒ごと) | システムエラー | コールセンターへ相談 |
電源が入らない・印刷しようとすると電源が切れるとき
公式の「困ったときは」では、電源が入らない場合は電池の装着とアダプターの接続を、印刷しようとすると電源が切れる場合は電池の消耗・電池のセット向き・アダプターの種類を確認するよう案内されています。手順は次の3ステップです。
- バッテリーカバーを開け、単4形アルカリ乾電池6本または充電済みの単4形ニッケル水素電池6本が、刻印どおりの向きでセットされているか確認します。
- 電池は6本すべてを新しいものへ同時に交換します。古い電池と新しい電池、種類の違う電池は混ぜて使えません。
- ACアダプターを使う場合は指定品のAD-24ES-01であることを確認し、本機の差し込み口とコンセントへ確実に接続します。
電池もACアダプターも別売です。本機に充電機能はないため、本体をつないでも電池は充電されません。放置後に反応しない場合はオートパワーオフの可能性があり、公式仕様では自動電源オフはACアダプター使用時が約24時間、電池使用時が約10分です。
テープカセットとカバーを確認する
公式取扱説明書は、赤色1秒点滅の原因として、まずテープカセットがない・幅違いのカセット・対応していないカセットの3つを挙げています。手順は次の4ステップです。
- 電源ボタンを軽く押して、エラー表示を解除します。
- カセットカバーを開け、TZeマーク付きか、テープ幅が3.5mm・6mm・9mm・12mmのいずれかかを確認します。
- 刻印の向きに従い、テープ先端が緑色のテープ出口へ向くようカチッと音がするまでセットします。たるみがあれば外側へ軽く引いて直します。
- カバーをカチッと音がするまで閉じ、もう一度印刷します。
印刷中やテープ送り中にカッターレバーを操作した場合も赤色に点滅します。この場合も電源ボタンを軽く押して解除します。本機は複数枚印刷時にテープの終わりを検知しないため、空のカセットで印刷を続けないでください。
テープ切れ、幅違い、TZeマークのないカセットだと分かった場合は、対応幅の純正テープへ交換してください。接続や電源が原因の症状は、テープを買い替えても解決しません。
交換候補:ブラザー純正TZe-221(9mm・白地/黒文字)。幅を変更する場合も、PT-P300BTに対応する幅を選んでください。
スマホとのBluetooth接続をやり直す
本機がスマホのBluetooth一覧に出ない、または接続済みなのに印刷が始まらない場合は、ペアリングをやり直します。手順は次の4ステップです。
- 本機の電源を入れ直します。
- スマホの「設定」からBluetoothをオンにします。
- デバイス一覧から「PT-P300BT」に続けてシリアル番号の下4桁が表示された項目を選びます。シリアル番号は電源ボタン横のラベルとカセットカバー内側で確認できます。
- PINコードを求められたら「0000」を入力し、接続後にアプリからラベルを再送信します。
一覧に出てこない場合は、次を確認してください。
- 本機が別の端末と接続されている(その端末のBluetoothを切るか、本機の電源を入れ直す)
- 本機がスリープ状態、または本機とスマホの距離が遠い
- 電子レンジなど2.4GHz帯の電波を出す機器が近くにある
- スマホのスマートカバーが閉じている(作成中と印刷中は開く)
確認した公式取扱説明書の範囲では、本機本体でBluetoothをオン・オフする操作や初期化手順の記載はありません。上位機種向けのボタン長押しによる切り替えを、本機で試さないでください。
アプリも確認します。PT-P300BTに現在対応しているアプリはP-touch Design&Print 2です。従来の「P-touch Design&Print」は2021年12月28日に更新を終了し、2022年5月31日にサービスを終了しています。
P-touch Design&Print 2への移行に関する公式案内
改善しないときの確認事項とサポート相談の準備
赤色の0.5秒ごとの点滅はシステムエラー、赤色の点灯はプログラム転送失敗を示します。前者は公式にコールセンターへの問い合わせが案内されており、利用者の操作で解決する項目ではありません。相談前に次を整理しておくと早く済みます。
- 本体型番とシリアル番号の下4桁
- アプリ名とバージョン、スマホのOSとバージョン
- LEDの色と点滅の間隔、症状が出るタイミング
- 電源方式(電池かACアダプターか、アダプターの型番)
- テープカセットの型番と幅
公式に記載のない分解や独自の初期化は行わないでください。
よくある質問
オレンジ色に点滅するのは故障ですか?
1秒ごとのオレンジ色の点滅は、電池残量低下の表示です。単4形電池6本を同時に交換するか、指定のACアダプターに切り替えてください。
テープが最後まで出てきません。故障ですか?
最後のラベルをカットしない設定の場合、印刷済みのラベルが本体内に残ることがあります。電源ボタンを素早く2回押してテープを送り出し、カッターレバーでカットしてください。
ラベルの先端に余白ができるのはなぜですか?
ラミネートの機構上、印刷前に25mm程度の余白が発生します。複数枚をまとめて印刷する場合は、アプリのカットオプションで2枚目以降の余白を出さない設定にできます。
まとめ
印刷できないときは、LEDの色と点滅の間隔で症状を切り分け、電源、テープカセットとカバー、Bluetooth再接続の順に確認します。赤色1秒点滅は原因が1つに定まらないため、テープ関連と通信関連を分けて確認するのが近道です。赤色0.5秒点滅のシステムエラーでは操作を続けず、上記を整理してサポートへ相談してください。

